Canned Coffee of the Year 2006
以前,mixiの日記に投稿した,2006年のCanned Coffee of the Year 2006を転載します.(2008年1月)
http://ccoy.so.land.to/2006/topics/canned_coffee_of_the_year/
2006年の缶コーヒーのグランプリを独断と偏見で決定
2008年01月28日
以前,mixiの日記に投稿した,2006年のCanned Coffee of the Year 2006を転載します.(2008年1月)
http://ccoy.so.land.to/2006/topics/canned_coffee_of_the_year/
2007年01月28日
缶全体が木目調になってるのが特徴的.
これまでも木目がデザインされた缶コーヒーはいくつかあったけど,こんなにしっかり描かれてるのはこの憩が初めてじゃないかな.
そういう意味で挑戦的なデザイン.
缶全体にマイクロエンボス加工がされていて,ざらっとした手触りになってるのは,木目を意識してだと思われる.
で,「憩」の文字が緑色になっているのも,木目にマッチしてていいと思うんだけど.
一つだけ難があって….
デザインの統一感はあるんだけど.
統一感を求めるあまり,お茶の缶みたいになっちゃってるんだよね….
まぁ,ともかくいままでに無いデザインってところは十分評価できるし,味的にもオレは結構好きだったりする.
9月くらいに新庄引退記念缶ってのが発売されたけど,ノミネートはノーマルな方に.
新庄のCMでやたらに「無香料」を強調してるけど.
無香料の缶コーヒーはいまどきそんなに珍しくないような気がするんだけどねー.
伊藤園の缶コーヒーはかなり早いうちから無香料にしてて,5年以上前から無香料だったと思う.
ダイドーはいままで,これといったブランドを持ってなくて.
サントリーならBOSS,アサヒならWONDA,ネスカフェなら匠…っていうように.
ダイドーならD-1っていうイメージは,ある程度は定着してきたといえるのかな.
仮にそうなら,D-1と新庄の果たした役割は十分にあったといえるんだろうね.
缶の中央にはストライプ状の凹凸が付けられている。
青色のグラデーションや文字の使いかた、顔のロゴの入れ方などはサントリーという有名メーカーらしい洗練されたデザインとなっている。
本作品はデザインもさることながら、"アメリカーノ"を缶コーヒーにしたことを評価してのノミネート.
自分の知る限りではアメリカーノを缶コーヒーとしたのはコレが初だと思われる.
喫茶店でもまだあまりアメリカーノというものは浸透していないようで、まだ数件の喫茶店でしかみかけたことがない.
アメリカーノとアメリカンコーヒーは別物ですからね!
アメリカンはコーヒーを薄くのばしたもの、もしくは浅煎りの豆で淹れた薄いコーヒーのこと.
アメリカーノはエスプレッソを薄くのばしたもの.
香りがよく雑味が少ないのが特徴で、オレはかなり好きなコーヒーのひとつ.
発売から1年ちかく経つけど,やはり今見てもこのデザインはカッコいい!
ストライプといい,青のグラデーションといい見事!
他のメーカーからも積極的にアメリカーノをだして欲しいと思うし.
アメリカンとアメリカーノは違うってことももっと認知してほしいなーと思う.
惜しまれるのは,個人的にはアメリカーノはブラックで飲むのがベストだと思ってるから.
他のメーカーでもいいから,ブラックのアメリカーノを出して欲しいね.
玉虫色に輝く缶は衝撃的。
このリアルブレンドでも採用されている、くびれのついた缶(ウエストウェーブ缶)が登場したときも非常に話題を呼んだ。
世間的には話題を呼んでないと言われるかもしれないが、事実このウェストウェーブ缶の登場以来Rootsの販売本数は飛躍的に上がっている。
Rootsが缶製作につぎ込む技術、熱意を高く評価できる作品。
受賞は左の方.右はデザインチェンジ後の現行モデル.
この玉虫色は,プリズムレイヤーフィルムっていう技術なんだけど.
現行モデルでは,下地が派手だからプリズムレイヤーフィルムの良さが半減しちゃってて残念.
やはり,Rootsはこのスタイリッシュさと缶へのこだわりがすばらしいから,今後も革新的な商品の開発に期待したい!
グランプリ発表の前にラズベリー賞の発表.
ラズベリー賞ってのは映画業界のジョークで与えられる賞で.
もっともクソな映画に与えられる賞なんだけど.
今年,もっともクソだなーと思った缶コーヒーを選んでみた.
左がラズベリー賞受賞のジョージアオリジナル9代目(現行モデル).
中央がひとつ前の8代目.
右のは4代目.
どーすか?
オレの個人的意見でしかないかも知れないけど.
正直言って,オレはこの現行モデル,すげーセンスわりーと思うんだけど.
オレだけかな?,そー思うの.
ノミネート作品の紹介でも,近年,各メーカーがそれぞれの個性に特化して商品を開発しているということを書いたけど.
ジョージアは思いっきり迷走してるんだな.
新商品をガンガン出すってのは確かに個性ではあるかもしれないけど.
ようするにどの路線でいくか暗中模索しているんだろうね.
もちろんコレクターとしてはどんどん新商品だしてくれるのはうれしい限りだけど.
ジョージアオリジナルはジョージアの中でも1975年以来の一番伝統あるラインナップ.
で,迷走した結果,この伝統あるデザインを大幅に変えてみちゃったりしたんだろうね.
昨年度も多くの新商品が発売されました.
昨年度のコレクション数は総計180缶を数えるにいたりました.
みなさまも充実した缶コーヒーライフを送られたことではないでしょうか.
そして,この180缶の頂点に選ばれたのがこの
「POKKA COFFEE オリジナル」(11代目)
です.
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写真左:11代目
写真中央:10代目
写真右:9代目
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準グランプリや上位にあざやかなデザインの新商品が並ぶ中で,このポッカコーヒーの受賞は我ながら意外だったかなと思ってるんだけど.
実際,初めてこの缶を見たときはそれほど良いとも思わなかったし.
でも,見るほどに,そして手に取ってさわるほどに,この缶がすげー好きになってきた.
ラズベリー賞のコカコーラオリジナルを見ればわかると思うけど,伝統あるデザインを崩すのって実際すげー難しいと思うんだ.
かと言って,デザインをずっと変えないと,どうしても「時代遅れ」のデザインになっていくことは避けがたいわけで.
ポッカコーヒーオリジナルの10代目は,商品名をちょっと変更してて,「NEW-ORIGINAL」っていう名前になってる.
だけど,「NEW」ってある割りに9代目と比べてもほとんど変わってないし.
この辺にも,「閉塞感のあるデザインを打ち破りたい」っていう要求と「伝統あるデザインを守りたい」っていう相反する2つの要求の葛藤が現れてると言えると思う.
そういう視点からこの缶をもう一度見て欲しい.
すると,この缶がその2つの要求の間に絶妙のバランスで立っていることが分かると思うんだけど.
…どーかな?伝わるかな,この良さが.
できれば,一度コンビニとかでこの商品を手に取って,そういった視点から見直してもらいたい.
このデザインチェンジにかけた熱意が伝わってくるのはオレだけじゃないはず!!!!